基礎工事
住宅の基礎は住宅の足元を支える大切な箇所です。
住宅の基礎工事にはいくつかの種類があり、
敷地の地耐力に応じて適した基礎工事を選択することが重要です。
しかし、施主にしてみたら、我が家の基礎工事が
しっかり行われているのかどうか、なかなか判断できません。
住宅における基礎工事の種類と
最低限押さえておくべき注意点をご紹介します。
木造住宅の基礎は、直接基礎と杭基礎に大別されます。
直接基礎にはベタ基礎、布基礎の2種類の基礎工事があり、これ以外に独立柱を支える独立基礎があります。
なお、異なる構造の基礎を併用することは建築基準法で禁じられていて、
もし、併用する場合は構造計算により、構造耐力上の安全性を確認する必要があります。
●家づくりの工事で一般的に採用される基礎の種類は、布基礎、ベタ基礎、杭基礎の3種類
●布基礎は、建物の外周部と内部の耐力壁の通り部分に基礎を設置する
●ベタ基礎は、建物の外周部の立ち上がり部分と、外周部に囲まれた建物の下部全体をRC造の板状にしたものとを一体化したもの
●杭基礎は、深く杭を打ち込み、構造物を支える基礎のこと
●基礎の種類は、住宅の構造や重量、地盤の状態により必然的に決まる