地盤改良のメリット
大地震では図のように地層の境目に沿って、せん断力がかかります。
HySPEED工法では、砕石孔はせん断に対して追随することで孔自体の破損は起こりません。また、地盤そのものを強くしますので地震の揺れによる共振をやわらげる効果があります。
十勝沖地震(最大震度6.4)、阪神大震災(最大震度7)、東日本大震災(最大震度7)でも、砕石を使った地盤改良では大きな被害はありませんでした。
強い地震があったとき、地盤の液状化は非常に怖いものです。
HySPEED工法の砕石杭は、それ自体が水を通すため、水圧を逃がす効果があります。
何本もつくられた砕石杭により液状化が発生するリスクを低減することができます。
役目を果たしたセメント系柱状杭や鋼管杭は地中にそのまま残っていると産業廃棄物になります。
将来土地の売却を行うとき埋設物(産業廃棄物)として取り扱われ、撤去を買主などから求められる可能性があるのです。また、セメントによる土壌汚染を起こしていると、その浄化費用もプラスされてしまいます。
環境や経済性を考 えると、安易な判断による地盤改良工法の選択は避けたいものです。
HySPEED工法は天然砕石のみを使用した地盤改良であり、地中の埋設物(産業廃棄物)扱いにはならないので、不動産売買のときにも取り除く必要はありません。将来、建て替えをすることがあっても、同程度の建物であればリユースすることも可能です。
つまり、繰り返し使えることで、地球環境にも優しく、さらに大切な土地の資産価値を下げることはないといえます。
地盤を考えるということは非常に地味な作業ではありますが、大切なマイホームを支える「まさに地盤」のことです。
HySPEED工法では、セメントと土を混ぜるわけではないので、発がん性物質である「六価クロム」が発生することは100%ありませんので、安心して子供が土と触れ合うことができます。クリーンな地盤の環境は、子どもやお年寄り、また、身体弱者の方の生活環境に最適と言えます。
HySPEED工法は天然砕石しか使わないことで、他の地盤改良工法と比べてCO2の排出が少ないエコ工法です。他工法と比較すると、平均的な住宅(建坪20坪程度)1戸において約2,000kgのCO2削減効果があります。
※セメント1,000kgを造るのに約723kgのCO2発生。鉄1,000kgを造るのに約1,640kgのCO2発生。
斉藤建工では、住む人にはもちろんのこと、地球環境にも喜ばれる地盤改良“HySPEED工法”を推奨しています。