ハイスピード工法とは
『HySPEED工法(ハイスピード工法)』とは、セメントなどの固結材を一切使わずに、自然素材の天然砕石だけを利用して軟弱地盤を改良する工法であり、お施主様の「健康」と「資産」を守るエコ地盤改良工法でもあります。
従来のセメント系柱状改良、鋼管杭による地盤改良では、結果として地中に産業廃棄物を埋め込むことになります。セメントの強アルカリ又六価クロムによる土壌への影響は深刻な土壌汚染の問題になりかねません。HySPEED工法は砕石と空気しか使いません。
砕石はリサイクル砕石ではなく、自然石から作られる砕石を使用しています。100%の自然素材と地盤の特性を上手く利用した、環境負荷の非常に小さい環境保全型地盤改良であり、お施主様の「健康」と「資産」を守るエコ地盤改良工法でもあります。
砕石パイルと現地盤で複合的に面全体で建物を支えるので、安定した強さがあります。
天然の砕石しか使わないので、土境汚染や環境破壊による周辺地域への悪影響を起こしません。つまり住む人の健康被害を起こしません。
産業廃棄物(コンクリート、鉄パイプ)として扱われないので、将来取り除く必要がありません。
将来家の建て替えをするときも、同程度の家であれば繰り返し使えます。
地震時の液状化をドレーン効果(排水効果)により阻止します。
日本大手保証会社の認定工法です。
砕石しか使わないことにより他の工法に比べC02の排出を少なくします。
今まで施工が出来なかった地下水の多い地盤やセメントの固まらない腐植土の地盤、六価クロムの出る火山灰の地盤でも、問題なく施工が出来ます。
セメントや鉄パイプのように劣化したり、錆びたりしない、永久地盤工法です。
木造、RC、S造 (~4階)
設計荷重 ≦ 150kN/m2
ベタ基礎、布、独立基礎、いずれも可能
(1) 粘性土および砂質土
(2) 最大杭長7.3m
(3) 最小杭間隔75cm
(4) 平板載荷試験による確認を行っています
(5) SWS(スウェーデン式地盤調査)データにより設計が出来ます
「地盤補強工法」として平成20年8月特許取得済み
公開番号:特開2008-196249
登録番号:特許4373451
ジャパンホームシールド(株)、シールドエージェンシー(株)、住宅技術協議会の認定を取得しています。
新技術情報提供システム(NETIS)とは、「公共事業等における技術活用システム」によって蓄積された技術情報のデータベースで、直轄事業及び補助事業に係わらず公共工事に活用できる技術を可能な限り網羅したものです。
100年に一度の大雨と、大地震を想定した強度があります。
十勝沖地震(震度6.4)や阪神大震災(震度7)でも、岸壁で大きな被害が発生しましたが、砕石を使った地盤改良では大きな被害はなく、 現在の工法の中では最適とされています。
大地震時には、右図のように地層の境目に沿って、せん断力がかかります。
セメント柱状杭や鋼管杭などでは、杭が折れ家の重さに耐えきれなくなり、家が傾いたり沈んだりします。
これがハイスピード工法だと、砕石杭はせん断に対して追随することで、杭自体の破壊は起こりません。
また、地盤そのものを強くしますので、地震の揺れによる共振をやわらげる効果があります。
東日本大震災では津波の被害がクローズアップされていますが、首都圏において大きな被害をもたらしたのは「液状化」です。
沿岸の埋め立て地だけでなく内陸部でも数多く発生し、住宅地に被害を及ぼした液状化現象。
そんな怖い液状化を未然に防ぐことができます!
ハイスピード工法の砕石パイルは、それ自体が水を通すため、水圧を逃がす効果があり、何本も造られた砕石杭によりその効果は絶大で、地震による液状化を事前に食い止めることができます。
「SDS試験」により、各土層ごとの液状化の可能性や地盤全体の液状化の程度を判断できます。
従来並みの調査コストで、土質の情報不足による判定ミスを回避することは、将来の地盤に関するトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。
※オプション施工となります。